にわかファン必見!ラグビーの魅力を知る旅 Vol.1 ~ランニング編~

ラグビー
https://www.therugbyblog.com/wp-content/uploads/ENGLAND_AUSTRALIA_241118_041.jpgより引用
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こんにちは!スキマです。

2019ラグビーワールドカップから「にわかファン」になった方も多いと思います。大歓迎です!一緒にラグビーも観て、楽しんで、盛り上がっていきましょう!

今日はそんな「にわかファン」の方で

  • もうちょっとラグビーのことを知りたい!
  • もうちょっとラグビーの試合を観てもわかるようになりたい!

という方に向けた内容になります。

ラグビーと他のスポーツの違い

一番特徴的な違いは、球技と格闘技が融合したスポーツという点です。得点が入るトライやキックシーンでは、球技要素が多くなります。得点が入るまでの過程や守備のシーンでは、多くの格闘技要素があります。

当然ラグビーは得点が入るシーンでは観客の興奮は最高潮に達しますが、得点までにたくさんの見せ場があります。強烈なタックル、華麗なステップ、変幻自在のパスワーク、迫力のスクラム、と観る側を飽きさせないエキサイティングな試合展開があります。

ラグビーのここを観よう!~ランニング~

ラグビーでは、ボールを持って走るシーンがよく見られます。誰にも追いつかれず、走りきってそのままトライして逆転!ということもあります。特に試合時間が残り少なくグランド中央付近での展開では、いち早くボールをチームで一番足の速い選手にパスするようにします。ボールが一番足の速い選手に渡ってからは、まさに一騎打ちです。相手チームの快足選手も必死でボールを持った選手を止めにかかります。足が速い選手はウィング(WTB)というポジションをすることが多いです。背番号は左ウィングが11番、右ウィングが14番です。ラグビーワールドカップの日本代表では、松島幸太郎選手や福岡堅樹選手がウィングでした。疾風のごとく走るその姿にボルテージは一気に上がります。

次にそのランニングシーンで興奮した3つのシーンを紹介します。その3シーンともに1990年シーズンのものになります。30年前のものになりますが、当時のラグビーファンからすると奇跡に次ぐ奇跡で、とんでもないシーズンだったと容易に想像がつきます。ちなみに当時のトライ得点は5点ではなく4点です。

1990年12月ラグビー早明戦~早稲田今泉80m独走トライ~

毎年12月の第1土曜日に早稲田と明治の対抗戦が行われます。ラグビーの早明戦です。ラストワンプレーで早稲田のフルバック今泉清選手が80mの独走トライを決め、その後難しい角度からのゴールキックが決まり早稲田が土壇場で追いつき、対抗戦で明治と両校優勝となります。同点に追いついた早稲田は優勝し歓喜にあふれ、追いつかれた明治は敗者の表情です。

1991年1月ラグビー大学選手権決勝~明治吉田執念のトライ~

早稲田と明治の両校優勝で終わった大学ラグビー対抗戦の1ヶ月後に、大学選手権の決勝戦で両校が再び対決します。決勝が行われた国立競技場は超満員でした。早稲田リードで迎えた後半26分、明治はボールを左に素早く展開します。ボールが回るその先には、当時大学生ながらに日本代表に選出されていた明治大学キャプテンの吉田義人選手です。ボールを受け取った吉田選手は快足を飛ばし、次々に早稲田ディフェンスをかわし、最後は相手にタックルされながらもトライラインへ飛び込みます。明治は雪辱を果たし大学選手権に優勝します。

1991年1月第43回全国社会人大会決勝~神戸製鋼対三洋電機~

両チームともファーストジャージが赤色のため、決勝戦は神戸製鋼が黒、三洋電機はグレーのセカンドジャージでの対戦となりました。三洋電機は現パナソニックワイルドナイツの前身チームです。神戸製鋼は3連覇を目指し、三洋電機は初優勝を目指します。ロスタイムでのラストワンプレー。神戸製鋼ウィングのイラン・ウィリアム選手が50mを駆け抜け同点のトライ。その後のゴールキックが決まり神戸製鋼の大逆転で3連覇を果たします。ウィリアム選手につながる最後のパス、その前のパスが乱れワンバウンドになったボールを平尾誠二選手が見事にキャッチしウィリアム選手につなげるプレーも見物です。

まとめ

私がイギリスから帰国し、ラグビーマガジンを読みあさっていると、必ずこの3つのシーンに関する記事がありました。私は1990年シーズンのラグビー総集編のVHSを買って観たときの衝撃は今でも忘れません。日本にもこんなにもすごい選手がいるんだ、素晴らしい試合があるんだと深く感動した記憶が今でも鮮明に思い出されます。

最後にとどめを刺すプレー、一瞬にして相手を抜き去るスピードはラグビーの魅力のひとつです。

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