こんにちは!スキマです。
ラグビーの代名詞ともいえる「スクラム」は迫力満点です!ただラグビーワールドカップ以降にラグビーを見始めた人からすると、一番わかりにくいのが「スクラム」だと思います。
今日は、
- スクラムって、よくわかんない!
- スクラムって何しているか、わからない!
- スクラムって何がすごいか、わからない!
という方に向けた内容です。
他のプレーも観て、知ってラグビー試合観戦に行こう!!
スクラムとは?
スクラムは8人のフォワード(FW)の選手で組みます。背番号1番~3番を「フロントロー」、背番号4番~5番を「セカンドロー」、背番号6番~8番を「バックロー」または「サードロー」と呼び、その3列で組みます。
ボールを前に落とす「ノックオン」や前にパスする「スローフォワード」といった軽い反則や、モールやラックといった密集戦でボールが出ない場合にはゲームが止まります。その後ゲームを再開するときに、スクラムを組んで再開します。
再開するときには、反則をしなかったチームのスクラムハーフがスクラムの中にボールを入れます。ボールをどこにいれるかというと、背番号2番のフッカーと呼ばれるポジションに向けてボールを入れます。フッカーは足をボールを後ろにかいて送ります。ボールを後ろにかく役割のため、背番号2番は「フッカー」と呼ばれます。
スクラムハーフがボールを入れた時点で、両チームは押し合います。ボールを入れていない方のチームが、スクラムを押してボールを奪うこともできます。フッカーも足を使ってボールを奪うこともできます。
スクラムの衝撃は1トン!?

ラグビー日本代表のフォワード8人の合計体重は約880Kgです。30年前に比べると約100Kg重くなっています。世界との体重差は縮まってきていますが、まだオールブラックスや南アフリカ代表の方が重いです。フロントローと呼ばれる背番号1番~3番の選手は、スクラムを組み際に相当な衝撃を受けます。
その衝撃は1トンといわれています!!
タックルを受けたときの衝撃は、タックルした選手体重の約8倍と言われています。100Kgの選手からタックルを受けたら800Kgの衝撃です。実際はタックルを受けた選手は、受け身やかわすことでその衝撃を分際していますが、想像をしただけで恐ろしいですね。
それだけの衝撃を受けるため、特にフロントローと呼ばれる背番号1番~3番の選手の怪我は絶えません。安全性を確保するため、スクラムの組みはじめは勢いをつけて組むことは禁止されレフリーの合図に合わせて組むことがルールとなっています。
またフロントローの選手が出血等の処置で一時的にグランドを離れる際の交代選手は必ず同じフロントローの選手でないとダメなのです。
ラグビー日本代表のスクラムは世界でも強い!!

ラグビーワールドカップ2019でラグビー日本代表の試合を観たときに、日本代表より大きな選手がいるチームにスクラムで押されていましたか??まったくその印象はありませんでしたよね。逆に日本代表がスクラムを押すシーンが印象に残っていると思います。
そうなんです!ラグビー日本代表のスクラムは世界でも強いのです!!
体格で劣る日本代表がなぜスクラムで勝てるのか?それはフォワード8人が一体となり、同じタイミングで、同じ方向に向かって、同じ角度で押しているので、体重差を跳ね返すパフォーマンスを発揮できたのです。
そりゃ、そうだろうと思われるかもしれませんが、試合でそれを毎回実現することはとても困難なことです。8人の息があわないといけません。試合中をしている中で各選手の疲労感や身体へのダメージの状態も異なる中、毎回同じパフォーマンスをしています。それが実現できたのも、ハードワークのたまものです。
まとめ
昔の外国との試合では体力に劣るラグビー日本代表は、パワーでは勝てずテクニックやパスワークでの勝利を目指していました。しかしゲーム再開の起点となるスクラムが押されるため、安定したボール出しができず苦戦が続いていました。しかし近年のでは体格が大きくなっただけではなく、スクラムのテクニックとスタミナが強化され世界と同等、もしくは世界でも上位のスクラム強豪国となりました。
たくましいラグビー日本代表を観るのは、頼もしいですね!
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