こんにちは!スキマです。
突然ですがラグビーの試合における1チームの平均パス数は、どれぐらいか見当がつきますか?ラグビーワールドカップ2019の1試合における1チームの平均パス数は約120といわれています。
ちなみにサッカーの平均パス数は見当がつきますか?約500といわれています。パスが多いチームだと約700です。ラグビーに比べるとはるかに多いです。パスを細かくつないでゲームを組み立てるスタイルと、ディフェンス主体でカウンター狙いのロングボールで組み立てるスタイルを想像してみてください。パス数が多いチームと少ないチームの特長が、イメージしやすいですね。

今日は、
- どこのチームがパスがうまいか知りたい!
- あの流れるようなパス回しをもっと観てみたい!
- ラグビーのいろいろなパスの種類を観てみたい!
という方に向けた内容です。
他のプレーも観て、知ってラグビー試合観戦に行こう!!
パスはラグビー日本代表のお家芸!
先ほどラグビーワールドカップ2019での1チーム平均パス数が約120とお伝えしましたが、ラグビー日本代表の平均パス数はどれぐらいでしょうか?
なんと、174です!!しかもラグビーワールドカップ2019に参加した20チーム中、1位です!!
数値からも分かるように、ラグビー日本代表はパスを主体としたスタイルということが分かると思います。190cmを超える大男たちにラグビー日本代表が正面からぶつかっていっても、到底勝つことはできません。そんな大男たちにラグビー日本代表が立ち向かうためには、他の国に勝るラグビー日本代表独自のストロングポイントにより磨きをかけ、世界で勝負するほかありません。
ラグビー日本代表のストロングポイント
- 後半に走りきれる体力がある~我慢強い国民性~
- 反則が少ない~規律を守れる~
- パスワーク~俊敏性の高さと手先が器用~
今日はパスワークについての紹介になりますので、後半に走りきれる体力と反則が少ない内容については、別の記事で改めて紹介します。
昔からラグビー日本代表は他国と比べて、俊敏性に優れ手先が器用だと言われています。トライの点数が4点から5点に変更された時から、トライを取りに行く重要性がより増してきました。ラグビーではどれだけボールを自分たちのチームで保持できるかが重要です。ボールを保持する限り、攻撃権は相手に移ることはありません。
また現代ラグビーでは、「より短い時間で、より広いスペースにボールを動かすこと」が重要なポイントです。それが顕著にプレーとして現れているのが「キックパス」です。グランドの横幅をキックであれば、一瞬でボールを動かすことができます。
ボールを自分たちのチームで保持しつつ、ボールを速く広いスペースに動かすために「パスワーク」は現代ラグビーにおいてより重要なポイントです。コンタクトプレーで勝ることが難しいラグビー日本代表は、ボールを持ってい見方をフォローし、次々にパスをつなぎ、走るスペースを自ら作りながら、大男たちをかわしトライを奪います。
ラグビーワールドカップ2015の日本代表と南アフリカ代表との試合です。「ブライトンの奇跡」と言われる試合です。巧みなサインプレーから相手ディフェンス選手を徐々にずらし、五郎丸歩選手がトライを奪います。テストマッチ(国代表戦)でここまで、サインプレーがきれいに決まることはとても珍しいです。
続いてはラグビーワールドカップ2019の日本代表とスコットランド代表の試合です。ラグビー日本代表が史上初のベスト8を決めた試合です。フォワードの選手とバックスの選手が一体となり、ボールを持っている選手をフォローする選手が次々に現れ、最後は「笑わない男」こと稲垣啓太選手がトライを取ります。捕まった!と思ったらパスが繋がり、また捕まった!と思ったらまたパスが繋がり、とてもスリリングな展開で興奮したことを思い出します。
その昔、このようにパスを繋ぐプレースタイルはフランス代表が得意とし、フォローする人が現れる光景がシャンパンの泡のように見えるため「シャンパンラグビー」と言われていました。なんともオシャレなネーミングですね。
オールブラックスの圧巻パスワーク!
教科書通りのパスワークです。テストマッチですさまじいディフェンスのプレッシャーがかかる中、的確にスペースに走り、しっかりフォローし、確実にパスを回しています。当然のように基本ができることが、オールブラックスの強さの秘訣だと思います。
最後に、いろいろなパスをリラックスして観てください。よく試合でも観るパスは、タックルを受けながらパスを繋ぐ「オフロードパス」です。体格が大きな選手が多用するシーンをよく見ます。
まとめ
現代ラグビーにおいて「パスワーク」はチームの勝敗を左右する重要な要素です。体格の大小、足の速い遅いの差すらカバーすることが可能です。同じ距離を移動するのであれば、ボールをパスする方がボールを持って走るより、速くボールをスペースに動かすことができます。それによってラグビー日本代表は、初の決勝トーナメント進出を果たすことができました。参加チームのうちパス数1位が立証しています。テストマッチ(国代表戦)でもパスを主体とする「展開ラグビー」が主流になりつつあります。このような視点でラグビーを観てみると、また違ったラグビーの魅力、楽しさに触れることができると思います。
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