こんにちは!スキマです。
今日は少し変わったチームを紹介します。
最強の世界選抜チーム、通称「バーバリアンズ」ことバーバリアン・フットボール・クラブです。
今日は、
- バーバリアンズって初めて聞いた!
- 何でみんなソックスがバラバラ?
という方に向けた内容です。
バーバリアンズとは?

バーバリアンズは、ホームグランドを持たない最強の世界選抜チームです。
数名の役員によって選ばれた世界一流選手で構成されるクラブチームになります。1890年にイギリス人のカールメイプル氏により創設された招待型のチームです。1915年にウェールズとの試合が第1試合目とされています。
バーバリアンズの掟
- チームには必ずフル代表の経験がないノンキャップ選手を最低1人入れる
- 指定のソックスがない→所属するチームのソックスを着用する
選ばれる選手たちは、世界各国のスター選手ばかりです。その中で今までフル代表の経験がないノンキャップ選手を最低1名入れることが伝統とされています。
将来を要望された若きスター候補や長年ラグビーに貢献した人が選ばれるケースがあります。いきなりオールスター戦に選ばれたようなことですから、特に若手の有望株の選手は緊張しますね。しかも対戦相手は強豪国のフル代表で、スタジアムは超満員と夢のようなシチュエーションです。
またよく見ると、出場する選手のソックスはバラバラです。バーバリアンズ用のソックスはなく、選手は所属するチームのソックスを着用します。選手によっては左右別々のソックスを着用する選手もいます。
ラグビーワールドカップ2015にラグビー日本代表として出場し、現在は東京オリンピックで7人制ラグビーの日本代表を目指している藤田慶和選手は2015年にバーバリアンズに選出され試合に出場した際、左足は早稲田大学、右足は東福岡高校のソックスでした。
バーバリアンズのプレースタイルは、積極的なオープン展開です。どんどんボールを回し、走り、フォローしてトライを狙いにいきます。観るものを魅了するラグビーです。
自分の国を背負うテストマッチではないから、より積極的な展開ができるのか、100年以上もの歴史あるチームがそのようなプレーをさせてしまうのか。
観ていて本当に楽しいラグビーです!!
バーバリアンズに選出された日本人

今までの歴史の中で5人の日本人がバーバリアンズの一員としてプレーしたことがあります。
- 1992年 林敏之選手
- 1996年 元木由記雄選手
- 2014年 田中史朗選手
- 2015年 ホラニ龍コリニアシ選手
- 2015年 藤田慶和選手
※1992年に吉田義人選手が選出されていたが、同時期にニュージーランド協会の100周年試合の世界選抜に選出されていたため辞退した。
多いのか?少ないのか??
5名も選ばれているということは、大変名誉なことです。これからもより多くの日本人が選ばれ、世界のスター選手の仲間入りし熱いプレーを見せてほしいですね!!
まとめ

あまり他のスポーツではないチーム形態だと思います。イベント等でスポットできる作るチームではなく、100年以上続いているのは驚きです。
このような歴史や、チームのあり方にラグビーならではの趣を感じます。
100年以上も前から存在し、いまだに色あせないチームの存在感は圧巻です。そのチームの多様性は、今の時代にこそ合うキャラクターです。
継続は力なり。力と想いがある者が継続できる。そんなメッセージを感じます。
日本でも一緒にラグビーを盛り上げていきましょう!!
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