こんにちは!スキマです。
何と!アジア地区にも毎年行われているラグビーの大会があります。「パシフィック・ネーションズカップ」です。2019年の大会では日本は出場し、みごと優勝しています。ちょうどラグビーワールドカップの直前でした。ラグビー日本代表は、知っての通りパシフィック・ネーションズカップ優勝後の勢いそのままに、ラグビーワールドカップで史上初となる決勝トーナメント出場ベスト8を達成します。
今日は、
- ラグビー日本代表が出場している大会を知りたい!
- そんな大会は聞いたことがない!
- どんな国が参加している大会なの?
という方に向けた内容です。
パシフィック・ネーションズカップとは?

パシフィック・ネーションズカップは、アジアを含む環太平洋にある国々の強化を目的に2006年から開催された大会です。ティア2に属する国とティア1である強豪国との差を縮めることをゴールにしています。ティア2の強化と言っても、ティア2にも十分に強い国は多くあります。フィジー、トンガ、サモアと、今のラグビー日本代表をも十分に苦しめる国々です。
2019ラグビーワールドカップ直前のパシフィック・ネーションズカップでラグビー日本代表は優勝しました。2019年の大会に参加した国は、日本、フィジー、トンガ、サモア、アメリカ、カナダの6カ国です。このような国々で毎年行われるのであれば、十二分に楽しめますよね!
ただ今まであまりこのパシフィック・ネーションズカップという大会が、毎年開催されているということを知っている人は少ないと思います。なぜなのでしょうか?
パシフィック・ネーションズカップの歴史

じつは毎年開催されているパシフィック・ネーションズカップに、今まで参加していた国は毎年固定されていませんでした。
2006年に開催された第1回大会に参加する当初の国は、オーストラリアA代表、フィジー、日本、サモア、トンガ、ジュニア・オールブラックス(ニュージーランドA代表)の6チームでした。A代表とはフル代表ではなく、あともう1歩でフル代表に入れるか、入れないかというレベルの選手で構成されたチームのことです。しかしオーストラリアA代表が参加を見送り、5チームでの大会となり第1回からドタバタ感は否めませんでした。
その後も2009年にオーストラリアA代表が不参加、2010年にジュニア・オールブラックスが不参加を表明し離脱しました。
2009年が5カ国、2010年~2012年が4カ国、2013年が5カ国、2014年は3カ国と、非常に安定しない参加国の状況でした。2015年には2019年と同様の6カ国での大会となりましたが、2016年、2017年は3カ国、2018年は4カ国での開催でした。2016年~2018年はラグビー日本代表はパシフィック・ネーションズカップに参加しませんでした。
歴代優勝国は
- 5回:フィジー代表
- 4回:ニュージーランドA代表(マオリオールブラックス含む)
- 3回:日本代表
- 2回:サモア
まとめ

こんなにエキサイティングな国々との大会があるにも関わらず、参加国が不安定で大会自体の存在感が低いのはとても残念です。ヨーロッパのシックス・ネイションズや南半球のザ・ラグビーチャンピョンシップのように、参加対象の国からすると年間で最優先する大会にはなっていません。
2019年に参加した6カ国を観ても、それぞれのラグビースタイルは異なり見どころが多い試合になりそうな感じがします。継続して行うことで大会自体の存在意義も高まり、ラグビーの発展にも繋がるのではないかと思います。ワールドカップのような真剣なテストマッチが毎年観れるとなると、ラグビーファンも増えより盛り上がることは間違いありません。
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